【感想】ドキドキ文芸部をプレイしたお話
こんばんは。zelotwoです。ゴールデンウィークどうしてもだらだらしちゃうもんで。どうにかせんといかんなぁ...と思い。ドキドキ文芸部[Doki Doki Literature Club]をプレイしました。
こういうとこで変な行動力発揮しちゃうの良くないし良いところだよねえ...
このドキドキ文芸部(以降DDLCと表記)はいわゆるノベルゲーにカテゴライズされるゲームで、Steamと公式サイトから無料でダウンロードして遊べます。俺はSteamから遊んだ。
開発元がアメリカ?らしく、元々は英語表記なんですけど、日本語パッチが有志の方によって作成されているので調べて導入してみてください。(ぶん投げ)
加えて完全クリアというか全CG回収まで3時間も掛からなかったんで結構気軽に手をつけても良いかなと思いました。
ただ、公式サイトにもゲーム起動時にも「過激な表現があります」みたいな注意書きがあったんで自分と相談してもらってから...
って言ってるんですけどね。できればこのDDLCというノベルゲーは前評判とかネタバレを知らないよ!って状態でプレイして欲しいなと思います。無論このゲームのココがやばい!みたいな感じでバズったツイートが流れたりはしてたと思いますし、多少はしょうがないと思うんですが、今から俺が書くのは思いっきり感想なので、注意です。
以下ネタバレを含みます。閲覧は自己責任で!
はい。ここからDDLCの感想をつらつらと書いていくわけですが、それでも核心に迫る話はしないかな?と思います。見るなと言われれば見ちゃうのが心理。
あとゲームのスクショは引っ張ってくるの面倒なのでとりあえずは無しです。はい。
一周目をやりながら思ったのが以外と文芸部要素あるなあと。
こういうのって設定として生かされること少ない気がしている(偏見多め)なので新鮮でした。いやそもそもノベルゲーやるのが新鮮ではあるけどね?
作中でヒロインが詩を書いてくるんですね。見た目でいえば大人っぽい雰囲気のユリさんなんですけど、詩で言えばサヨリかナツキの方が好みでした。
や。その前に一周目の最初で違和感を感じたんですよ。
幼馴染設定のサヨリが好意を寄せてくるのはわかるじゃないですか?でも他の3人はなぜ好意があるっぽい言動なんです?おかしくない?ギャルゲーってそんなもん?
ここがまず引っかかったんですけどそういうものとして飲み込んで。
うん。抽象的な表現を読み取るのがちょっとばかし苦手なもんだからユリさんの詩はふいんきで大まかに読み取って、他の子のは伝えたいことがわかりやすかったし面白かった。
で詩を見せ合う場面でユリさんが文体と伝えたいことのバランスがどうのこうのって言っててなるほどねと。
とりあえずユリさんにロックオンして進めようと思った2回目の詩の見せ合い。
アライグマの詩がユリさんから出てきて。ん???と。
闇を抱えてそうってのはまあ雰囲気から察してはいたんですけどここで殺人衝動でもあるのかな?と推測しました。
ナイフでパンを切る行為に対してアライグマがパブロフ的反応をするってことは別に餌やりに反応してるわけじゃないよね?ってところからそういう推測をしたわけですが。半分正解でしたね。
あとは他人の趣味を否定するのは良くないよねとか。結構メッセージ性の強い話するんだなあと思いながらプレイしてました。
これに関しては割と俺が実生活で気を付けていて、無闇に人の事を否定していては会話は広がらないし良い印象を持たれないよってことで。
3回目の詩の見せ合い。砂浜の下りとか。
で選択肢。ユリさんとナツキどっち選ぶ?いやユリさんでしょ(即答)
とここで一旦サヨリの家に。お前さん鬱持ちだったんか...
ここのサヨリの独白というか悩みを打ち明けるセリフの「なんで起きなきゃいけないんだろう」みたいなやつ結構考えさせるやつだと思います。
割と周りに鬱持ちの人をTwitterとかで見かけるし、なんなら自分も鬱なんじゃねえかと考えたこともありました。けどそういうんじゃなくて割とリアルめな描写だったもんで。鬱病抱えている人は俺が思っている以上に辛いのかもなあと考えを改めさせられました。
そしてユリさんとのお家デート。
良いCGだったわ...
ユリさんも危うさは見え隠れしてるっちゃしてるんですけど、ノベルゲーのヒロインとしてはまだ許容範囲だなって感じで。まあ納得。ここからどうするかが重要ですからね。
サヨリ首吊っとるが...
ションベンちびった。
演出がそういうことするから...
いや確かに告白を断ってしまったよ?でも...いや...
自分がそうでもないと思ってることでも考えや立場が違えば物事の重さって違ってきますよね。それが顕著にわからされてしまった。
セーブしてなかったからそのまま続行。
うん?文字化けしとるし...タイトル画面変だし...本性表したな?
こういう演出は慣れてるんですよ。Nier:Automataつって大人気ゲームのおかげですよ。
とはいえ怖いもんは怖い。ドッキリ系じゃなくて、安全であったはずの日常が知らない脅威に侵食されているタイプの怖さ。
現実の改変。
サヨリの存在そのものが無かったことになっている。
まぁびっくりこそしたんですけど続けるしか選択肢ないからユリさんターゲットに続行。
まあ普通に進めてたはずなんですけどやっぱり要所要所でバグみたいな挙動を見せてくるのは普通に怖かったです。
で、モニカさんがシステムに阻まれたりなんならそれを自覚していたり、ユリさんの情緒不安定だとか自傷癖だとか。
そこまではまあぶっちゃけ特に言うことない...ちょっとしたホラー要素だし。
ユリさん死んじゃった...ハラキリじゃん。。。
告白に対して返答をしたら有無を言わさずにグサ〜っと。
ハイになると自傷して抑える癖というかそういうものがあったぽいすね。
自分でもそれがおかしいことを自覚していて、なおかつ周りに話すこともできなくって。コミュ障拗らせて...
後転的なコミュ障だからそれはまだ周りがケアできる範疇にあるとは思うんですけど、自傷癖に関しては...俺にはわからない。
で、色々進んで3週目。モニカさんと「俺」とのお話。
モニカさんもモニカさんなりに辛いこと抱えてたぽいし、無為に責められないよね。
なんというか、周りの環境によって狂わされてしまった普通の女の子って感じですよね。
一番最初の詩を見返すと、神の視点、「外」へアクセスする手段を手に入れてしまったことのSOSになってるっぽいですよね。事実精神的な疾患はモニカさんに見られないし。
ナツキは多分というか家庭内暴力?虐待があるみたいですね。
それくらいの情報しかない…よね。
4週目に関してはエピローグみたいなもんだし。あまり話すことないんですけど、しいて言うなら「外」に干渉できる権能はおそらく文芸部の部長に与えられるのかなとか邪推したみたり。
で、このヒロイン4人、サヨリとユリさんは外部から手助けというか手を差し伸べることができるタイプの疾患で、モニカさんは特になしで、ナツキはかなり外の人間が干渉しづらいなあと。
このDDLCっていうゲームの本質はホラー要素とか過激な表現とか、いわゆる第4の壁がどうのとかじゃないと思っていて、どちらかというと鬱とか自傷とかそういう精神的な病気を持っている人とどう付き合っていくのかだと思います。
確かにモニカさん…というか権限を与えられる文芸部の部長というところに第4の壁を越えて物語が進むのはギミックとしてかなり面白いんですけど、あくまで物語を動かすための装置って感じで主軸ではないし。
モニカさんの改変のせいでユリさんは狂ってしまったけど、でもサヨリは違う。
サヨリは自分の恋心に気が付いてしまった。そして色々考えこんだ結果あのような悲惨な状態になってしまった。メタ的なことを言えば、物語に動かされた感はありますよ。そういうゲームなので。
さて大体話したいこととか思ったことに関しては書いたかなと。
記事書き始めて時間経っちゃったんすよ。いろいろあって。書きたいこと忘れちゃってたり、ちゃんとまとまらなかったり。
おまけ程度に俺がこれをプレイするきっかけになったスクショをペタリ
OBSとかの配信ソフトを立ち上げてるだけでこの分岐にたどりついてタスクマネージャーを参照してるんだなあと。
このシーンは本来PCのユーザー名でモニカさんがこっちのこと呼んでくるんで本当に配信してる人に対する配慮を兼ねた演出でよく考えられてるなあと。
総評としては、ギュッとメッセージをまとめつつ、ギミックも盛りだくさんなちょっと女の子が特殊なノベルゲーって感じかな。
さて、こんな感じでこの記事をしめましょうか。
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では楽しいノベルゲーライフを。